風の松原風力発電事業の概要と優位性

風の松原風力発電事業の概要と優位性

風の松原風力発電事業概要


事業者 風の松原自然エネルギー株式会社
事業形態 自治体と地元企業計10社からなるSPC
総発電容量 39,100kW
単機容量×基数 2,300kW×17基
発電方式 出力変動緩和制御型風力発電所(蓄電池併設型)
事業期間 20年間
事業開始予定 平成28年12月
年間想定発電量 102,676MWh(20年間平均値想定)
事業地 秋田県能代市

風の松原風力発電事業の優位性


好風況

・ 風の松原の風力発電建設予定地に風況測定器を設置し、年間平均風速を観測・算出したデータや能代地区にて過去10年以上 運用している他社様風力発電データから計画風速の信頼性は高く、安定した運用が見込めます。

事業開始前の徹底したリスク調査

・ 風の松原の景観については、環境影響評価を実施済です。
・ 近郊への騒音に関しては、最寄り民家と最低500メートル以上離れた場所に設置しているため、居住区域内での音の評価は現状と ほぼ変わらないという計算結果が出ています。
・ 風車の影がかかる可能性のある施設が1か所ありましたが、当該施設には事前に説明の上、了承を得ています。

最新の風力発電設備の設置及び、保守サービスによる優れた運用計画

・再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)により、発電した電力を20年間1kWあたり22円で買い取る売電契約を東北電力 株式会社と締結済です。
・ 高品質の風力発電機及び、メーカー保守サービスセンターが近くにあり、非常時の早急なメンテナンスが可能なため、事業開始後 のリスクを最大限軽減できます。
・ 災害等による電力系統の停電時には、大規模な蓄電池設備から周辺避難施設などへの電力供給が可能です。

風力発電機の特徴

風の松原で使用している風力発電機の概要


機種 ENERCON社 E-82E2(ドイツ製)
定格出力 2,300kW
ブレード直径 82m
ハブ高さ 78m
風車最高地上高さ 119m

風の松原で使用している風力発電機の特徴


風力発電機はドイツのENERCON社製

・風力発電先進国であるドイツの大手メーカー製品を採用し、高性能・高品質を実現。

ギアレス構造

・ ギヤボックスがないため、老朽化、疲労による故障リスクがありません。
・ 定期的なギヤオイル交換が不要です。
・ 低騒音化の実現しています。

可変速発発電機とインバータ装置

・安定した周波数で送電線への供給が可能です。
・日本のように変動の大きな風に対応が可能です。

独自の落雷保護システム

・ブレード先端部、ダウンコンタクターにアルミ導体を用いており、国内最大級の雷電流 に耐える構造です。(冬季雷が厳しい東北、北陸地方での運転実績が有ります。)

新型ブレード

・ブレード根本の翼弦長を大きくしたブレードで高効率発電を実現しています。 (従来比 10~15%アップ)
・ブレード先端がスリムな構造のため、風荷重を低減できます。